二冊目の日記

2021/02/15〜02/21

2/15(月)

こういう時に限って大雨になりがちで、昼過ぎに母親と弟が新居を訪ねてくる。ずぶ濡れになりながら母親が買い込んでくれた大量の食品を運び、お昼にピザを食べこの日に合わせて購入しておいたニトリのデスクを3人で組み立てる。ふと臨く母親の横顔に目立たないものの確実に老いが顕れていて思わず目を逸らす。滞在時間4時間弱という感傷の薄さに驚くが、一度親元を離れてみた学生は皆感じるギャップなのだろうか、しかしあれほどベタベタだった母親がこうもあっさりしていると、それはそれで寂しくもある。

いくら親とはいえ甘えて発言に気を使わないのはもう辞めにしなくてはと反省。ビールではなく発泡酒を飲んでいてくれることにも、愛情だけを見てとらなければ

帰りついでに最寄りのコンビニまで乗せて行ってもらう途中、弟の運転する隣でテンションの上がった母親が虹の写真を撮っていた。

今ならうまくやれるかもしれないが東京をまだ離れたくはない

 

2/16(火)

ロック。ミスをしたためか極端に会話数が減る。

冷蔵庫に入りきらないほどの差し入れの中でも一番楽しみにしていたとちおとめに満を持して手を付ける。忘れていたフルーツの喉の潤い方だ

 

2/17(水)

井の頭線渋谷行きの中でクッパ(マリオの)について熱く語っていた小太り筆頭の少年たちに昨日に続き遭遇し驚く。

バイト先は開店以来2回目のノーゲスト。賄いの牛玉をアテにビールを二杯いただき帰宅。にしても寒い。つい2,3日前の気候が嘘みたい 防寒のためにフードをかぶったのはスキー場でしかしたことがなかったが布切れ一枚でもあれだけ違うのか

46年から60年代初頭あたりまでのビルボード年間ベストチャートを聞き始めた。アップルミュージックに年ごとのプレイリストを作ってくれている人がいてありがたい。順を追ってというわけではないからあっちこっち気ままに行き来しているが、今のところのお気に入りはプレスリー「It's Now or Never」、Anita Bryant「In My Little Corner of the World」、そして極め付けにロイ・オービソン「Only the Lonely」を擁する1960年。

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2/18(木)

写真スタジオで焼き増し。10枚で¥2000と痛い出費だが、頼んだ後にコンビニで安くできたと気づき後悔。

「弁けい」を目指すが、歩き疲れたのと何より喫煙可能のシールに惹かれて西新宿「とんかつ 満ぷく」に入店。夜は居酒屋になるらしくメニューを見るとつまみも充実している。ロースカツ定食¥900。しっかりと脂身のある肉。

k's cinemaで黒沢清『地獄の警備員』(1992年)を鑑賞後、ナルシスにて森島さんとディランを楽しみ、千駄ヶ谷まで歩いて帰る。

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ナルシスで録音されたものらしく、当時繁盛していた、今は風俗案内所になっているという立ち食いそば屋の話を懐かしそうに語ってくれた

 

2/19(金)

撮影はなく、オフィス勤務のみで退勤。

アレッタを求めて駅前の八百屋に入るが見当たらず、尋ねてみると滅多に入荷しないとのことで、諦めて金時人参とトマト缶を買いミネストローネを作る。

 

2/20(土)

ひたすら渋谷を練り歩くだけで終わるバイト。

 

2/21(日)

バイト後、三鷹台「ボエーム」へ。70代であろうお喋りなママと、先客はこちらも同年代らしいご婦人一人。鬼滅の刃BTSの話をしていて、鬼殺隊の柱のことを強者(つわもの)と呼んでいた。

今年度初のES提出。