二冊目の日記

2021/01/13〜01/16

1/13水

何もしていない

Helena Deland『Someone New』

屋台で飲んだり食べたりしてみたい

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1/14木

久しぶりにアメトークを見た 相変わらずつまらないゼミ
退去にあたって換気扇やシンクを掃除した。冷蔵庫の中身も処理しなくちゃならない
またジモティーでラックを引き取ってくれる人が現れて、こんなにいいものだったのかと

シンバが家の鍵を無くしたと言って深夜うちにくる

 

1/15金

借りたまま放置していたルビッチ『陽気な中尉さん』を休み休み観る かなりパンクな洗練のされ方 スウィートすぎると思っていたが後半そうでもなくなっていった 

借りていたCDを図書館に返しに行ったらコロナで短縮営業になっていて本当はダメだけどポストに放り込んできた

 

1/16土

ジモティーの取引相手にコの字ラックを渡したあと、破壊的イノベーションで昼食
水道や電気ガスなど何も手続きしておらず慌てて各会社に電話する 

引越し前の挨拶回りということで、お世話になったパンデュール、早稲田松竹へ。
ヤスミン・アフマド『タレンタイム』はだいぶ寝たにも関わらずよかった が、『細い目』がかったるすぎた

youtu.be

2021/01/11〜01/12

森島さんのノートに感化され簡単な日記を公開してみようと思った

 

1/11(月)

渋谷で不動産バイトののち美容室に向かう。よく通っているおそらく馬場で一番安い美容室だがいらっしゃいませすらもなくしっかりと値段相応の店。前髪を切ってもらったとき顔中が髪だらけになった。こっちがお願いするまで拭くもの渡されなくて不機嫌になる 声だけ愛想いい感じなのに対応が伴ってないのずるいよ

そのあと粗大ゴミの捨て方を聞くため大家宅に向かうがどうやら捨てられないらしい。理由をきいたが全く意味がわからないまま帰る。悪いこと続きでイライラしていたのでなぜか母親に電話してみるが、母親の接し方が明るすぎたために逆に加速し八つ当たりみたいな口調になってしまった 久しぶりに酒を買って帰る

 

本棚やラックを処分したくて中島とわくしまさんに電話で手伝いを要請したが、ダメ元で登録したジモティーで即行買取手が見つかった

BTS『BE』

FIRST CHOICE『DELUTIONS』

ジャン&ディーン『Save for a Rainy Day』

 

BTSはパワーがありすぎてしばらく他のもの味しなくなる これがビルボード一位とってるのなにかが始まってるのかもしれない

 

1/12 (火)

ジモティーの人に本棚を渡して500円もらう。下手すると5000円とか払って捨てるつもりだったからありがたい 

部室でギターを回収しシンバの家に返しに行く

シンバを連れて家に向かい森島さんと落ち合う

結局飯を食ってない

 

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年末にこれじゃあ年を越せないよと清水が持ってきてくれた鏡餅 ありがとう

 

 

 

 

 

メモ①

大人になるというのは
すれっからしになることだと
思い込んでいた少女の頃
立居振舞の美しい
発音の正確な
素敵な女のひとと会いました
そのひとは私の背のびを見すかしたように
なにげない話に言いました

初々しさが大切なの
人に対しても世の中に対しても
人を人とも思わなくなったとき
堕落が始るのね 堕ちてゆくのを
隠そうとしても 隠せなくなった人を何人も見ました

私はどきんとし
そして深く悟りました

大人になってもどぎまぎしたっていいんだな
ぎこちない挨拶 醜く赤くなる
失語症 なめらかでないしぐさ
子供の悪態にさえ傷ついてしまう
頼りない生牡蠣のような感受性

 

──茨城のり子  汲む

 

 

ドナチ伯は私と踊ってくれた
一晩中私と踊ってくれた
二曲目のワルツで私は少しめまいがした
三曲目のワルツで私の右手は少し汗ばんだ
四曲目のワルツで私の頬は少しドナチ伯の肩に触れた

その次の曲の時私はもう疲れていなかった
私の足はドナチ伯の足だった
私の汗ばんだ右手はドナチ伯の手だった
その次のワルツの時ドナチ伯の息は私の息だった
ドナチ伯の中に私は踊りながら入って行った

 

──岸田衿子  ドナチ伯爵と私

 

手紙

うす汚れた小さな本を
日がな一日読んで
おれも遠いマルセーユから
胸いっぱいの手紙を出したくなった。
若さと苦しみ、
それからわれわれの勇気について語り得る友、
巴里の、サン・ルイ島
あの貧しい木靴つくりの息子へ、
一人の娼婦が
泣きながら書いたような切ない手紙を

 

カフェの対話

よしや、ここにも病気と貧乏があり、
それからより一層手きびしい世間があっても
今日、さわやかな驟雨のように
いきいきとおれの心を洗って行くものは
モンパルナスの夕ぐれのカフェ、
そのカフェの片隅にしょんぼり座っている
やさしい二人の対話。

 

──菅原克己  「ビュビュ・ド・モンパルナス」を読んで

 

 

愛する人
帽子をかぶらずにぼくをふりむいておくれ
木もれ陽があなたの額におちるとき
ぼくは詩の初めての行を書くだろう
だが微風があなたの髪の匂いを運んでくるとき
ぼくは詩を捨ててあなたにくちづけするだろう

 

──谷川俊太郎 詩

 

 

労働者の指導者である政治家レーニンは、彼がそれにたいして働きかけることが可能であるためには、そのなかで働きかけなければならない情況の内部にいることはたしかです。/彼は、彼自身がそこにとらわれておりまたその当事者である力関係の方向を変えさせるためにも、反省するほかは何もしない。

 

──L・アルチュセール『科学者のための哲学講義』

 

喫茶店メモ①

コーラル(高円寺) 

喫煙可。商店街の中にある。店内はあまり広くなく、テーブル2席とカウンター。1人のときはカウンターの方が良さげ。夜はスナックのようになるみたいで、ママは人当たりがすごくいい。安かった記憶。

 

喫茶ミモザ(銀座)

喫煙可。最初ママに見える人は実は一店員で、ずっと奥の方に本物のママが座っている。ちょうど良い広さ、照明、雑音で、喫茶店探訪家として知られるkissa_watashinoさんも絶賛。名店。

 

カウベル(飯田橋)

15時から店内で喫煙可。ナポリタンがべらぼうに美味しい。現段階で喫茶ナポリタン界トップ。カウンターには3人ほどの馴染みさんらしき人たちが座っていて、昼間からビールで乾杯していた。テーブルの構造上、少し足を伸ばしにくいのがやや。

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ルモンド(四ツ谷)

喫煙可。店内は明るく広々としていて、壁一面に漫画がぎっしり。奥の方に秘密基地みたいな、隠れ家みたいな席があって、右を向けば店内が、窓からは新宿通りを見下ろすことができる。BGMはロック名曲選。

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